ヒューマンラブエイド(HLA)は、何をするためにつくられたの?
(一般社団法人明るい未来を紡ぐ有意識者の会は 一般社団法人ヒューマンラブエイド(HLA)に改称します)
いじめ防止教育に取り組んできた公立小学校の校長(仲野繁)と、いじめ経験者(刀根麻理子)が、「やり方」の議論から「あり方」の実践を推奨するため、タッグを組むことになりました。活動内容は、以下の通りです。
1.歌舞台「ぼっこ~いじめの復讐は倖せになること!~」(実施中)
学力第一主義の教育現場から、学芸会や演劇鑑賞の時間が激減して久しいですが、歌とダンスと芝居で紡いだ人情劇に、子ども達は瞳を輝かせて大喜びするのです。劇中の台詞にも、そこに誘導する流れもないのに、感想文には、「死ねとか死にたいって、簡単に言ってはいけないと思った」と、多くの子どもが綴っており、子どもの感受性にもっと信頼を寄せても良いのだと、改めて気づかされました。
2.講演会「いじめ防止教育」(実施中)
HLA共同代表・仲野繁が、足立区立辰沼小学校長在任中に確立した、「子ども主体のいじめ防止活動」
の、普及と啓発を目指しています。尾木直樹先生が、法政大学の教授時代に実施された調査で、従来のい
じめ防止教育に比べ、その効果は顕著であると発表されています。
3.自治体及び関係団体との連携(一部実施中)
いじめ問題に関心のある自治体や学校等と連携し、すでに「ぼっこ」の公演や「子ども主体のいじめ防止
教育」の講演を実施していますが、更に確実な、「いじめ防止教育」の浸透を目指す団体への、具体的な
レクチャー、講習を行なっています。
4.出張いじめ駆け込み寺(一部実施開始)
「解決」まで導くスキルのある相談窓口に辿り着く難しさを鑑み、いじめの相談受付~助言~解決までを
一連の流れとし、各分野の専門家と連携し対応します。現存しない、臨床心理士や弁護士等との連携によ る取り組みを定着させ、当事者の心と命を救う救急部隊としての役割を波及したいと考えます。
5.生きる力を身につけるための「心の育成」プログラム(近日実施予定)
心理学者と共同で、乳幼児期から感情を耕し、思いやり・感謝・許しといった道徳的な感情を育てるとと
もに、ストレスへのしなやかな心を育成する敎育プログラム(ソーシャルエモーショナルラーニング)を
保護者や教育関係者等に提供します。AI(人工知能)には不可能な「心」を健全に育てます。
6.ひきこもり&いじめ被害者「活躍支援」プロジェクト(実施中)
① いじめ被害や虐待により、自尊感情が不足している人達に向け、エンタテイメントの力を活用し、生きる力や輝きを取り戻す、支援プロジェクトを実施します。
② 同じ経験をした者同士は、年齢や性別の差を超えて、語らずとも通じ合える感覚を共有しています。その感覚を活用し、自分が味わったのと同様の、辛さや苦しさのさなかに居る小さな子ども達のために、そっと寄り添える人材を育成します。
7,「スクールコミュニケーター(感覚の通訳者)」の緊急配備に向けた法整備への提言(嘆願中)
上記6の「活躍支援」の先に、教育者や専門職とは一線を画した位置付けで、「経験者」という立場の専門職を設け、当事者同士にしかわからない「感覚の通訳」により、孤立への暴走を食い止めます。
8.ハブ空港的な役割(一部実施開始)
4と重複する部分もありますが、明るい未来を真剣に願う各分野の専門家と、いじめ関連団体等を連携させ、具体的な問題の解決に臨むと共に「支え合う社会」という、希望ある「風潮」を作ることに努めてまいります。